お弁当と夢の人

微力で何でも離れたくない

横尾さんと演技のお仕事。

〇〇な人の末路〜僕達が選んだ☓☓な選択〜が初日を迎えました。おめでとうございます。


舞台を観た感想を書きたくなったので、ここに残しておこうと思う。
ストーリーについてではなくて、横尾さんのこと。
ネタバレは一切ないです。




以前は演技の仕事って、特に舞台は、横尾さんにとってはトラウマになってるのかなって感じることがあって。横尾さん自身も、演技の仕事をすごく望んでいる風には見えなくて。
演技の仕事は、キスブサでやったりはするけれど、なんとなく横尾さんからは遠いお仕事なのかなって思っていた時期があった。演技をする横尾さんを望んでいなかったわけではないけれど。


横尾さんはすごく真面目で、中居さんが村のパンフレットでも言っていたけれど、『こうあるべき』という理想が高い人だと私も思ってた。
理想に達してないことをとてもカッコ悪いと思っていて、達せれない自分が悔しくて、認めたくない気持ちと、だったらいっそもう「俺なんて」って自虐して予防線を張ってプライドを守ろうという気持ちと、色んな葛藤があって苦しんでたんじゃないかなって私は思ってて。


でも末路のドラマがあって、あの時期は、横尾さん自身にとても大きな心境の変化があった時期で。
「できなくても、メンバーがいれば大丈夫」
そう思ってた横尾さんの末路ドラマの演技は、監督さんにも褒められるくらいとても良かった。
怒ってるシーンも泣いてるシーンも、笑顔のシーンも。横尾渉さんじゃなくて、紛れもなく戸塚賢太くんだった。
横尾さん演技の仕事楽しいのかなって、メイキング見てても感じられた。



そして今回の舞台があって。
舞台の中で喜怒哀楽を表現するシーンが色々とあるんだけど、横尾さんの表現の仕方がすごく磨かれてるなぁと思った。指先まで使った表現も、目で感情を伝える表現も、台詞がなくても感情とか心情が伝わってくる演技だった。
横尾さんが役をモノにして堂々と演じてる姿がとてもかっこよかった。



勝手に遠いと思ってた演技のお仕事、全然遠くなんかなかった。
横尾さんは自分が経験したお仕事全部をきちんと礎にして、私が想像するよりもずっと早いスピードで役者になってた。
きっと、たくさん努力したんだと思う。横尾さんは自分で頑張ったと言わない人だけど、絶対たくさん頑張ったんだと思う。
滑舌とか、きっと色々気にしてることもあると思う。
でも、それを乗り越えて座長のひとりとして舞台に立つ横尾さんがすごく眩しかった。
カテコで、千ちゃんと共に中心に立って、サイドに挨拶を促してる姿見たら「あぁ、座長さんなんだな」って改めて感じられて泣かずにはいられなかった。その姿がただひたすらにかっこよかった。



そんな横尾さんを見られて良かったと、今この瞬間、横尾渉を好きでいる選択をしていて良かった。
そう思えた舞台でした。



どうか千秋楽まで怪我や事故なく無事に駆け抜けられますように。
4人にとって善き時間となりますように。
そう祈っています。