お弁当と夢の人

微力で何でも離れたくない

もうそれはずっと前の話。

タッキーが初恋でした。



何度も言ってるけど。
生まれて初めて、芸能人を見てかっこいいと思った。
幼心にこんなにもかっこいい人が世の中にいるのかと思った。
テレビに出てるだけで嬉しかった。
それは、私が小学校に入りたてくらいの記憶。



学校の怪談については幼すぎて記憶にないんだけど、私がタッキーのドラマで最初に記憶にあるのは「ニュースの女」。バラエティで見るキラキラなタッキーとは違って、すっげー尖ってて無愛想で、「タッキーが悪い子になってしまった…」と当時は結構衝撃だった気がする。子どもだから許して。
何度も見れるように親にお願いしてVHSに録画してもらって、そのVHSは宝物だった。



当時斗真担で黄金期ドンピシャ世代の5つ上の姉にタッキーが写った雑誌の切り抜きをもらって、それを子ども部屋の壁の一番目立つところに飾ってた。
「タッキーが好きなんて、お前ほんとマセガキ」
って、めちゃくちゃ言われたの未だに覚えてる。
今思えば、ほんとマセガキである。むしろ推しの写真を部屋に飾るって今とたいして変わんないな。



8時だJも、正直番組の内容を事細かに覚えてるかって言われたらそうでもなくて、柴田理恵が大坂くんをひたすら可愛がってる番組って印象が強かった気がする(そこ?)。なんかかっこいいおにいさんたちがわちゃわちゃしてる番組っていうそんな感じ。



魔女の条件は本当に大好きで、今思えば小学校低学年の子どもが見る内容のドラマでもない気がするけど
それこそVHSに録画して何度も見て、再放送される度に見て、10周はしたんじゃなかろうかと思う。
「タッキーが、松嶋菜々子とちゅーしてる!!!!」
って、子ども心にまた衝撃を受けてた。
社会現象になってるとかそんなことは全く知らなかったけど、でもとにかく本当にすっげー好きだった。



ジャニーズが好きではなくて、本当にただタッキーが好きだった。
だから嵐がデビューしたときも、グループ名に衝撃こそあれ、特に何も思わなかった。
つーかJrがデビューするってことがどういうことかよくわかってなかった。(なんなら私がそれをちゃんと理解するのはそれから15年くらいかかるんだけど)



ただ、当時の私は子ども過ぎて
あくまでもタッキーはテレビの中の人で
会いに行くなんて選択肢はなくて
オタクになることはなかった。


小学校高学年から高校卒業までは部活バカになって見事テレビ離れをしてしまって、
ジャニーズというものに完全に興味が無くなってた。



でもタッキーは好きだったから
USOジャパンとか、ストロベリーオンザショートケーキとか、もうちょっと後になると義経とかズバリ言うわよとか、今でも本当に大好きなのは年始特番でやってた里見八犬伝なんだけど、ドラマに限らずバラエティでもタッキーが出てるからって理由で見てるものたくさんあった。



テレビ離れと同時に音楽番組も見なかったし、ジャニーズの音楽もほとんど聞かなかったけれど
中学生のときに発売されたタキツバの仮面が本当に大好きで
MDに唯一入ってたジャニーズの曲がこれだった。
(だから今年のえび座でまさか自担がこの曲を踊るとは思わず、見たときに号泣してしまったのはまた別の話)



ジャニーズとは無縁に過ごしてきた私を唯一繋ぐものがタッキーだったんだと思う。
(まぁタッキーとの出会いから約15年後、横尾渉に出会って見事ジャニオタと化すんだけど、それも多分社会人になって自由にできるお金があったからだと思うから好きになるタイミングってほんと大事だなと。)



で、結局なにが言いたいかって
やっぱりタッキーが引退してしまうことがめちゃくちゃ寂しいんである。



タッキーをずーーーっと見てきたタキツバファンの方々とは比にならないかもしれないけれど
だけど、紛れもなく私の初恋だったから。
もう見れなくなってしまうんだなって
それがただ寂しくて切ない。



12月にあったタッキー特番たちは全て見てるんだけど
もうタッキーは決意して、先を見据えてて
私が大好きだったキラキラ美少年のタッキーとは全然違って
滝沢秀明さんは、もうすでに新しい道を歩きだしてるんだなぁと。
そんなことを思ってやっぱり切なくなって。



でもカウコンは笑顔で見たいと思う。
アイドルのタッキーをちゃんと見届けたいと思う。
平成最後の夢物語、楽しみにしてる。